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ESXi on ESXi (Nested ESXi 5.5) / vSphere 5.5 (ESXi 5.5)

検証用に ESXi 5.5 上に ESXi5.5 をインストールした ESXi 5.5 のネスティング環境(ESXi on ESXi)を作成します。通常、ESXi の環境はハードウェア → ESXi → 仮想マシンになります。

【通常の構造】

今回はこのようにハードウェア → ESXi(親 ESXi) → ESXi(子 ESXi) → 仮想マシンとなる ESXi のネスティング構造の環境を構築します。

【ネスティングした ESXi の構造】

検証を行うには通常の構造が良いのですが、構成の変更時はかなり手間がかかります。そこで ESXi をネストした構造にし、子 ESXi を設けることで容易に構成変更ができるようにします(検証は子 ESXi を使用)。この記事は、子 ESXi の作成と子 ESXi に VMware Tools のインストールおよび 64 ビット OS の仮想マシンが動作する環境を構築します。

今回使用する親 ESXi 側のネットワークとストレージの構成です。

構築後の子 ESXi 側のネットワークとストレージの構成です。データストアは別途 Openfiler 2.99 で作成したものを iSCSI で接続しています。



【親 ESXi の設定】

ESXi のインストール直後のネットワークは、管理用の "Management Network"(VMKernel ネットワーク)と 仮想マシン用の"VM Network"(仮想マシンネットワーク)の2つです。子 ESXi 側で vMotion やストレージ用などにネットワークを構成する場合、管理用ネットワーク以外に複数の VMKernel ネットワークを作成する場合があります。この様な場合、事前に親 ESXi 側のネットワークの設定を変更しておかないと、子 ESXi 側の2つ目以降の VMKernel ネットワークで通信が不可能になります。

親 ESXi 側のネットワークの[プロパティ]をクリック

[vSwitch] → [編集]の順にクリック

[セキュリティ]タブをクリック

[無差別モード]を[承諾]に変更 → [OK]をクリック

[無差別モード]が[承諾]になっていることを確認 → [閉じる]をクリック

親 ESXi 側の変更終了



【子 ESXi 用仮想マシンの作成】

[インベントリ] → [ホスト] → [新規仮想マシン]の順にクリック

[カスタム]を選択 → [次へ]をクリック

[名前]に仮想マシン名を入力 → [次へ]をクリック

仮想マシンファイルを保存するデータストアを選択 → [次へ]をクリック

[仮想マシンのバージョン: 8]を選択 → [次へ]をクリック

[ゲスト OS]は[Linux]を選択 → [バージョン]は[その他のLinux(64ビット)]を選択 → [次へ]をクリック

[仮想ソケット数]と[仮想ソケットあたりのコア数]は環境にあわせて選択 → [次へ]をクリック

[メモリサイズ]は環境にあわせて設定 → [次へ]をクリック

子 ESXi に実装する NIC 数を選択 → [次へ]をクリック

[SCSI コントローラ]はデフォルトの[LSI Logic パラレル]まま → [次へ]をクリック

[新規仮想ディスクを作成]を選択 → [次へ]をクリック

子 ESXi をインストールする[ディスクサイズ]を入力 → [ディスクプロビジョニング]のタイプを選択(thick でも thin でも可) → [次へ]をクリック
※データストアは iSCSI 接続するので、ここでは子 ESXi をインストールに必要な容量を指定しています。

仮想ディスクの詳細オプションはデフォルトのまま → [次へ]をクリック

[終了]をクリック

子 ESXi 用仮想マシンの作成中

子 ESXi 用仮想マシンの作成終了



【子 ESXi 用仮想マシンの編集】

子 ESXi を右クリック → [設定の編集]をクリック

[オプション]タブをクリック

[一般オプション] → [ゲスト OS]は[その他]を選択 → [バージョン]は[VMware ESXi 5.x]を選択 → [OK]をクリック

子 ESXi の編集終了

※上記で作成後の子 ESXi がうまく動作しない場合、[オプション]タブ内で[CPU/MMU 仮想化] → [Intel VT-x/AMD-V を命令セット仮想化に使用し、Intel EPT/AMD RVI を MMU 仮想化に使用]の選択を追加します。



【子 ESXi に ESXi5.5 をインストール】

事前にインストールする ESXi5.5 の ISO イメージファイルはデータストアにアップロードしておきます。

子 ESXi を右クリック → [設定の編集]をクリック

[CD/DVD ドライブ1]を選択 → [データストア ISO ファイル]を選択 → [参照]をクリック

ESXi の ISO イメージを選択 → [OK]をクリック

[パワーオンン時に接続]をチェック → [OK]をクリック

[コンソール]タブ → [パワーオン]ボタンの順にクリック

ESXi のインストール開始(詳細は省略)

インストール途中で"Hardware Virtualization is not a feature of the CPU, or is not enabled in the BIOS"のメッセージが表示されたら[ENTER]キーを押下して先へ進める

ESXi5.5 のインストール終了

ISO イメージファイルのアンマウント

IP アドレスなどを設定(詳細は省略)



【インストール後の子 ESXi の編集】

子 ESXi の仮想マシンをバージョンアップ → vmx ファイルの編集の順に実施します。

子 ESXi をシャットダウン

子 ESXi を右クリック → [仮想ハードウェアのアップグレード]をクリック

[はい]をクリック

子 ESXi の仮想マシンをバージョン 10 に変更終了

子 ESXi の仮想マシンファイルが登録されているデータストアでデータストアブラウザを起動

子 ESXi の vmx ファイルをローカルマシンへダウンロード

ローカルマシンのダウンロード先フォルダを指定 → [OK]をクリック

[はい]をクリック

ダウンロードした vmx ファイルをテキストエディタで開き、次の2行を追加

vhv.enable = "TRUE"
featMask.vm.hv.capable = "Min:1"


編集した vmx ファイルをデータストアへアップロード

[はい]をクリック

アップロード終了 → データストアブラウザを閉じる

子 ESXi を起動

子 ESXi の起動後ブラウザを起動し、次の URL を実行(子 ESXi の root アカウントの入力が必要)

https://子 ESXi のIPアドレス/mob/?moid=ha-host&doPath=capability


子 ESXi が正常に構成された場合、項目"nestedHVSupported"の値が"true"になっている
※ false の場合、仮想マシンに64bit OSのインストールはできない(32bit OSのみ可能)



【子 ESXi に VMware Tools をインストール】

事前に下記URLから"esx-tools-for-esxi-9.7.0-0.0.00000.i386.vib"をダウンロードしておきます。
※Summary の先頭の"This VIB package"の部分が vib ファイルへのリンクになっています。

http://labs.vmware.com/flings/vmware-tools-for-nested-esxi


[構成]タブ → [セキュリティプロファイル]の順にクリック

[プロパティ]をクリック

[ESXi シェル] → [オプション]の順にクリック

[手動で開始および停止]を選択 → [開始]をクリック

[OK]をクリック

[SSH] → [オプション]の順にクリック

[手動で開始および停止]を選択 → [開始]をクリック

[OK]をクリック

[ESXi シェル]と[SSH]が[実行中]になっていることを確認 → [OK]をクリック

SSH 接続の準備終了

WinSCP などで"esx-tools-for-esxi-9.7.0-0.0.00000.i386.vib"を 子ESXi にアップロード

TeraTerm などのターミナルソフトで子 ESXi ホストに接続(接続方法はこちらを参照)

接続後に次のコマンドを実行 → 再起動

The time and date of this login have been sent to the system logs.

VMware offers supported, powerful system administration tools.  Please
see www.vmware.com/go/sysadmintools for details.

The ESXi Shell can be disabled by an administrative user. See the
vSphere Security documentation for more information.
~ # cd /tmp
/tmp # ls
esx-tools-for-esxi-9.7.0-0.0.00000.i386.vib
probe.session
vmware-root
/tmp # esxcli software vib install -v /tmp/esx-tools-for-esxi-9.7.0-0.0.00000.i386.vib -f
Installation Result
   Message: The update completed successfully, but the system needs to be rebooted for the changes to be effective.
   Reboot Required: true
   VIBs Installed: VMware_bootbank_esx-tools-for-esxi_9.7.0-0.0.00000
   VIBs Removed:
   VIBs Skipped:
/tmp # reboot
/tmp #


vib ファイルインストールし再起動後の子 ESXi の状態

親 ESXi と子 ESXi をコールドスタートした後の子 ESXiの状態



【子 ESXi の動作確認】

構成直後の子 ESXi のネットワークの状態

下図の構成に変更

iSCSI Software Adapter の構成後の状態。[接続中のターゲット]の数から正常に稼働していることがわかる

既存(内蔵ディスク)のデータストアを削除

別途 Openfiler で構成したストレージを追加(一部流れを省略)

Openfiler 側の画面で子 ESXi と接続していることを確認

CentOS6.4(64bit)用仮想マシンの作成とインストール(一部流れを省略)

インストールした CentOS6.4(64bit)に VMware Tools をインストールした後の状態

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