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仮想マシンの質問:"I moved it" or "I copied it" / ESXi 4.0 Update 2

仮想マシンのコピー後、最初の起動時に[仮想マシンの質問]が表示されます。選択肢は仮想マシンを移動した[I_moved it]か、コピーした[I_copied it]の 2 つです。

[仮想マシンのメッセージ]を読むと、"管理機能やネットワーク機能を構成するために、仮想マシンを移動(moved)したかコピー(copied)したか選択すること"、"どっちかわからなければ、「コピーした(I_copied it)」を選択すること"とあります。実際に、コピー元、"I_moved it"を選択、"I_copied it"を選択した仮想マシンを起動して、ifconfig コマンドの実行結果を比較します(IP アドレスは DHCP で取得しています)。

コピー元の仮想マシンの実行結果です。

eth0      Link encap:Ethernet  HWaddr 00:0C:29:76:6A:51
          inet addr:192.168.1.12  Bcast:192.168.1.255  Mask:255.255.255.0
          inet6 addr: fe80::20c:29ff:fe76:6a51/64 Scope:Link
          UP BROADCAST RUNNING MULTICAST  MTU:1500  Metric:1
          RX packets:320 errors:0 dropped:0 overruns:0 frame:0
          TX packets:255 errors:0 dropped:0 overruns:0 carrier:0
          collisions:0 txqueuelen:1000
          RX bytes:333416 (325.6 KiB)  TX bytes:24036 (23.4 KiB)
          Interrupt:59 Base address:0x2000
lo        Link encap:Local Loopback
          inet addr:127.0.0.1  Mask:255.0.0.0
          inet6 addr: ::1/128 Scope:Host
          UP LOOPBACK RUNNING  MTU:16436  Metric:1
          RX packets:1131 errors:0 dropped:0 overruns:0 frame:0
          TX packets:1131 errors:0 dropped:0 overruns:0 carrier:0
          collisions:0 txqueuelen:0
          RX bytes:1980896 (1.8 MiB)  TX bytes:1980896 (1.8 MiB)

"I_moved it"を選択して起動した仮想マシンの実行結果です。

eth0      Link encap:Ethernet  HWaddr 00:0C:29:76:6A:51
          inet addr:192.168.1.12  Bcast:192.168.1.255  Mask:255.255.255.0
          inet6 addr: fe80::20c:29ff:fe76:6a51/64 Scope:Link
          UP BROADCAST RUNNING MULTICAST  MTU:1500  Metric:1
          RX packets:111 errors:0 dropped:0 overruns:0 frame:0
          TX packets:128 errors:0 dropped:0 overruns:0 carrier:0
          collisions:0 txqueuelen:1000
          RX bytes:19436 (18.9 KiB)  TX bytes:16956 (16.5 KiB)
          Interrupt:59 Base address:0x2000
lo        Link encap:Local Loopback
          inet addr:127.0.0.1  Mask:255.0.0.0
          inet6 addr: ::1/128 Scope:Host
          UP LOOPBACK RUNNING  MTU:16436  Metric:1
          RX packets:1150 errors:0 dropped:0 overruns:0 frame:0
          TX packets:1150 errors:0 dropped:0 overruns:0 carrier:0
          collisions:0 txqueuelen:0
          RX bytes:2011880 (1.9 MiB)  TX bytes:2011880 (1.9 MiB)

"I_copied it"を選択して起動した仮想マシンの実行結果です。

eth0      Link encap:Ethernet  HWaddr 00:0C:29:7F:7C:D4
          inet addr:192.168.1.11  Bcast:192.168.1.255  Mask:255.255.255.0
          inet6 addr: fe80::20c:29ff:fe7f:7cd4/64 Scope:Link
          UP BROADCAST RUNNING MULTICAST  MTU:1500  Metric:1
          RX packets:95 errors:0 dropped:0 overruns:0 frame:0
          TX packets:120 errors:0 dropped:0 overruns:0 carrier:0
          collisions:0 txqueuelen:1000
          RX bytes:17845 (17.4 KiB)  TX bytes:16104 (15.7 KiB)
          Interrupt:59 Base address:0x2000
lo        Link encap:Local Loopback
          inet addr:127.0.0.1  Mask:255.0.0.0
          inet6 addr: ::1/128 Scope:Host
          UP LOOPBACK RUNNING  MTU:16436  Metric:1
          RX packets:943 errors:0 dropped:0 overruns:0 frame:0
          TX packets:943 errors:0 dropped:0 overruns:0 carrier:0
          collisions:0 txqueuelen:0
          RX bytes:1716644 (1.6 MiB)  TX bytes:1716644 (1.6 MiB)

MAC アドレスの部分に違いがあります。コピー元と"I_moved it"の仮想マシンの MAC アドレスは同一ですが、"I_copied it"の仮想マシンでは異なっています。

コピー元  : 00:0C:29:76:6A:51
I_moved it : 00:0C:29:76:6A:51
I_copied it: 00:0C:29:7F:7C:D4

次に、各仮想マシンの構成ファイル(.vmx ファイル)を比較します。最初に、コピー元と"I_moved it"の構成ファイル(.vmx ファイル)の比較結果です。

次に、コピー元と"I_copied it"の構成ファイル(.vmx ファイル)の比較結果です。

構成ファイルの比較結果から、uuid.bios / ethernet0.generatedAddress の2つの項目が変更されるどうかの違いがあることがわかります。

結果のまとめです。
"I_moved it"を選択した場合...

  • コピー元とコピー後の仮想マシンは、MAC アドレスが同一になるなど、同じハードウェア持つマシンとして認識される
  • コピー元とコピー後の仮想マシンを共に起動した場合、同一 MAC アドレスを持つマシンが複数存在する状態になる → 何らかの障害が発生する

"I_copied it"を選択した場合...

  • コピー元とコピー後の仮想マシンは、異なるハードウェア持つマシンとして認識される
  • コピー元とコピー後の仮想マシンを共に起動しても、障害は発生しない

"I_moved it"と"I_copied it"のどちらの場合でも、コピーしただけではコピー元とホスト名や IP アドレスなどが同一になっているので、状況に応じた変更が必要です。

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